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永遠とか無限じゃなく
限りのあるものだと知らずに
ただ無邪気に口にしてた愛
食べ切れなくて捨てた
君の好きと僕の好きは
たぶんわずかに重さが違ってさ
重ねるたび釣り合わなくなり
やがて崩れ落ちた
最後のキスは
吐き出す前の
風船ガムの
味に似ていた
一人分の愛を二人で分け合う
いつも君のほうが少なくて
我慢してたよね 気づかなくてごめんね
ごめんね ごめんね
♪
アスファルトに影が伸びて
茜空にサイレンが響く
日が沈む前に帰らなくちゃ
繋いだ手が解けてく
「また会えるよね」
言いかけた言葉は
飴玉のように
溶けて無くなる
一人分の愛を二人で分け合う
いつも僕ばかりもらってたのに
大事なことさえ伝えられずにごめんね
ごめんね ごめんね
足りないひとつを差し出してくれた
あのときちゃんと「ありがとう」って言えたらな
その味は今でも
唇からずっと消えない
当たり前のように明日が来ること
信じて疑いもしなかった
サヨナラの意味に気づかなくて
小さな背中を見ていた
一人分の愛を二人で分け合う
甘さもほろ苦さも分け合った
それが幸せと気づかなくて
今さら涙が零れた
君からもらった
カケラを握りしめて
ねえ、今なら言えるよ「ありがとう」