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空のワイングラスの横で
私の目覚めを待っているのは
千切られた紙切れに列んだ
青いインクで書かれた美しい文字
♪
ふたりで夜に漕ぎ出しても
夜明けの頃にはひとり置き去り
愛してはならぬと拒んでも
抱かれてはならぬと解いても
いけない時間は甘噛みのように
淡い赤色 消えない痕を残して
こんなにもあなたのことを想ってるのに
時々どうしようもないほど憎くなる
あなたは瞳の奥をのぞかせない
そのくせ私の心は何もかも見透かされてる
ピアノのように磨きあげた
あの黒い車はどのあたり?
この「さよなら」はひと時のため?
それとも永久の別れなのか
失い続けるばかりの時間
無垢な笑顔ではしゃいでたのは遠い日
いつからか恥じらうことさえ忘れてた
無理矢理剥ぎ取ってしまったのはあなた
はだけた自分の素顔を見つめると
ユラユラ淫らな欲望の炎を灯していたの
開けはなったままの天窓に
煌めいてる星々は決して
ひとつとこの手に落ちない
それならばそっと窓を閉めましょうか
♪
秘め事はいつも秘め事のまま
誰も知らない 暗い闇へと 消えてく
こんなにもあなたのことを想ってるのに
一秒針が進むごと強くなる
あなたの瞳の奥がのぞけたなら
ひとつでも本当の気持ちを探せたら
それだけでいい
それだけでいい