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変わらない風景 浅い正午
高架下、藍二乗、寝転ぶまま
白紙の人生に 拍手の音が一つ鳴っている
空っぽな自分を今日も歌っていた
♪
♪
変わらないように
君が主役のプロットを書くノートの中
止まったガス水道 世間もニュースも所詮他人事
この人生さえほら、インクみたいだ
あの頃ずっと頭に描いた夢も大人になるほど
時効になっていく
ただ、ただ雲を見上げても
視界は今日も流れるまま
遠く仰いだ夜に花泳ぐ
春と見紛うほどに
君をただ見失うように
♪
転ばないように下を向いた人生はどうにも
妥協で出来てる
心も運命もラブソングも人生も信じない
所詮売れないなら全部が無駄だ
わざと零した夢で描いた今に寝そべったままで
時効を待っている
ただ、ただ目蓋の裏側
遠く描く君を見たまま
ノート、薄い夜隅に花泳ぐ
僕の目にまた一つ
人生は妥協の連続なんだ
そんなこと疾うにわかってたんだ
エルマ、君なんだよ
君だけが僕の音楽なんだ
この詩はあと八十字
人生の価値は、終わり方だろうから
ただ、ただ君だけを描け
視界の藍も滲んだまま
遠く仰いだ空に花泳ぐ
この目覆う藍二乗
ただ、ただ
遠く仰いだ空、君が涼む
ただ夜を泳ぐように